バレンタイン デーの歴史

クリスマスをおもちゃ業界が牽引したのと同様に、製菓業界が自らの利益のために有効であろう欧米の文化を積極的に輸入したことが始まりです。しかし、道のりは曲折を極めたようです。

昭和33年に東京の製菓会社が初めてデパートでバレンタインフェアを開催したとき、馴染みのない習慣のため、総売上はたったの170円!だったそうです。普通ならこれで諦めますよね。

それにもめげず、チョコレートをハート型にする、「女性から男性に」という提案をする、など試行錯誤を続けた努力が功を奏します。製菓業界全体の積極的な参入などもあって、1970年代頃のティーンエイジャーを中心に、「愛の告白」の習慣として徐々に広まってゆきました。

プレゼントのバリエーション

この頃のチョコレートは、ほとんどが本命。直接渡したり、自分の名を証さずにそっとロッカーにしのばせる、といったロマンチックなものでした。

80年代になり、「義理チョコ」やお返しの「ホワイトデー」という日本独自の文化も定着しました。ちなみに、欧米にはホワイトデーなんてありません。
最近では、普段お世話になった人に贈る軽いギフトとしての考え方が主流となってきました。友達同士で交換する女性もいます。それはそれで寂しい気がしますが…。

また、ベルギー製などの高級プラリネチョコレートが日本に参入し、製菓会社が揃ってデザイン製の高いチョコレートギフトを販売、チョコ以外の紳士物ギフト企画など、バレンタイン商戦は白熱しています。